一、日本の農業を応援します。
一、すべての製品に、厳選・吟味した国産大豆100%を使います。
一、原料大豆に遺伝子組換え大豆は、一切使いません。
一、お客さまや生産農家の方との信頼関係を大切にします。
一、培養履歴の確認が可能な納豆菌・テンペ菌を使います。
一、納豆の容器に、稲わら、経木、紙を使い続けます。
一、タレやカラシに、保存料、着色料を使いません。
日本は、長年の間、先進諸国の中で最低の食糧自給率となっており、非常時の食糧自給は大きな課題になっています。現在、遊休農地が九州の面積に匹敵すると言われる状況にあっても改善の様子は見られません。なかでも大豆は、納豆をはじめ、味噌、醤油、豆腐など、日本人の食文化には欠かせない重要な原材料であるにもかかわらず、自給率はわずか7%(平成29年)に過ぎず悲しい状況です。
登喜和食品は、国産の原材料の大切さを訴え続けるとともに、微力ながら、自社製品すべてに国産大豆を100%使うことによって日本の農業を応援していきたいと考えています。
三上新一さん
(有限会社 瑞宝 代表取締役)有機大豆生産者
青森県津軽半島の中央部に位置する中里町にて農薬や化学肥料を一切使わない「自然農法」で大豆を作っています。
1962(昭和37)年の就農から50年以上、はじめはなかなか周辺の理解が得られず苦労しましたが、持ち前の「じょっぱり根性」で取り組み続けました。
そして試行錯誤を重ねながら、土を育み続け、現在、畑は「肥料を与えなくても作物が自律的に成長する」までに育ちました。
動物性のものは使用せず、米からでた籾殻と米ぬかで堆肥を作って畑に帰すだけで農薬も使わない。
私の畑は「土壌が喜んでいる畑」「農業は子育てと一緒」だとほんとうに思います。
作物に対して愛情を持ち続け、生涯現役という目標と自然農法に命を懸けてきたという誇りを胸に、きょうも土の力を発揮させる自然農法を続けています。
佐藤博志さん
(十勝クリーン大豆生産組合前代表)
私たち十勝クリーン大豆生産組合は、化学肥料と農薬を北海道慣行レベルの半分以下に抑えた特別栽培で、こだわりの大豆を生産しています。(株)登喜和食品さまとは組合設立当初から20年以上お付き合いいただき、現在は遊作社長をはじめ、社員のみなさまとも交流を深めさせていただいております。この交流を通じて、どのような大豆が必要とされているのか、また、私たちの生産した大豆がどれだけ大切に扱われ、おいしい納豆に加工されているかを知ることができ、今後の良質な大豆生産のための大きな糧となっています。これからも(株)登喜和食品のみなさまとの絆を大切にし、消費者のみなさまに納得してもらえる良質な大豆をお届けしていきます。
中村勲さん
(十勝クリーン大豆生産組合 代表)
日頃より当組合の大豆を使っていただき、ありがとうございます。
私は平成14年に組合に入り、クリーン大豆を作り続けています。 このたび代表を務めることとなり、代々続いている登喜和食品さまとの信頼関係を重く受け止めております。
安全・安心な大豆を造り続けることは大変なことですが、登喜和食品さまとの交流がモチベーションとなり、十勝クリーン大豆生産組合の取組を続けていく力となります。
この先もこの信頼関係を崩すことなく、消費者のみなさまが安心して食べることのできるおいしい大豆をお届けできるよう、努力を重ねていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
食べものは命をすこやかに育むもの。その視点に立てば、食品製造に関わるものとして、安心・安全は当たりまえ、前提条件といえます。登喜和食品が使用している原材料である大豆は、だれが、いつ、どこで、どのようにつくったかがわかる、トレーサビリティ(栽培履歴追跡可能性)を確立しています。
各地の契約栽培農家の畑に直接出向いて、栽培方法や栽培品種について生産者と話し合ったり、大豆の生育状況や品質を確認したりしながら、原材料の大豆を厳選・吟味しています。
また、生態系や健康への悪影響が懸念され、安全性に疑問がある遺伝子組換え大豆は一切使用していません。
そのほか、納豆に添付のタレやカラシにも、保存料、着色料などは使用していません。
古代米から生まれた東京納豆菌を使用。
納豆の原材料は大豆と納豆菌だけ。大豆の成分と納豆菌の個性によって品質(旨味、日持ち)が決まります。登喜和食品は、平成15年秋、東京都の試験研究機関と都内民間企業との共同研究で、農薬や化学肥料を使わずに育てられた古代米の稲ワラから納豆菌分離に成功。雑味が少なく、風味のよい、かつ製造後の経時的な品質の劣化が少ない納豆を製造可能な納豆菌を使用しています。
納豆職人ならでは、
真摯な納豆職人ならではの製造技術と製法。
大豆は同じ品種であっても、産地、土壌、栽培方法、その年の天候などによって成分や特徴が違ってきます。登喜和食品は納豆づくり70余年。それぞれの大豆の特徴を把握し、その良さを引き出す技を伝承しています。
最新の設備を導入。
すべてを手作りにすることが食品製造ではよいこととは限りません。衛生的にはむしろ逆です。さまざまな菌と共生している人間という存在は、製造する食品に雑菌をもたらす原因でもあります。機械がすべきことは機械に任せ、人間は人間にしかできないことを行う。そうした姿勢で最新設備を導入しています。